サクセスラブを この手に
「どこのセクション?」

「今度飲みに行こうよ。」

「明日のランチ、一緒にどお?」

ナンパの嵐のようで私は驚いた。

「津川さん、気軽に受け流してね。明日は誰かに頼んでおいた方がいいかな?」

「いいえ、大丈夫です。」

「そーお?」

ランチは無事に済んだ。

私達はラウンジへ移動してコーヒーを飲んだ。

「階下のショップかベーカリーで買ってデスクで食べてもいいのよ。」

「はい、時々そうします。」

「カフェテリアの日替わりは美味しいから飽きないけれど、明日はラフな格好でくれば今日より目立たないと思うわ。津川さん、小柄で可愛いからもう顔を覚えられてしまったわね。」

私はそんなことよりも杉浦社長に会いたかった。

まさか社長がカフェテリアで食べるわけがない

と思ったけれど聞いてみた。

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