サクセスラブを この手に
僕はティム・E・杉浦。

今日からサマーバケーションだ。

親父のいる日本へ向かった。

やっぱ、日本人の彼女じゃなくちゃ、決まらないぜ。

大和撫子ゲットだぜ。

空港に迎えが来た。

田原は親父の側近とか言っていたけれど

僕に言わせれば、彼は秘書だな。

「ハ~ィ田原、親父はまだ結婚してないの?」

「とんでもございません。亡くなられた奥様だけを愛していらっしゃいます。」

「古いな。死人を愛しているなんて、江戸時代じゃあるまいし。いい女いないのかな、僕が見つけてあげるのにな。」

田原は目をパチクリさせていた。

アッハ、田原って面白いヤツ!

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