後悔するほど君を愛す。
「先輩付けちゃ嫌だ。呼び捨てがいい!」




そうやって拗ねる奏汰が


愛おしいと思った。


「うんっ!奏汰っ!!」


「お、おう」


ふふ…。




「奏汰…顔赤い…。可愛い」


「うっせ…。美音だって…」




そうやって君は



さりげなく呼び捨てで呼んでくれた。



「好きだ」って思った。




「幸せだ」って思った。




『こんな幸せな日々がいつまでも続けばいいのにな』って思った。
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