【完】芸能人に、恋をした。
でも、今あたしの目の前にいるのは芸能人のREN。
あたしの彼氏、って一言でまとめられない。
簡単には会えないか…と、蓮くんのことを考えなかった自分の質問を悔やんだ。
「ごめんね…」
「何が?」
「蓮くんの仕事柄考えたら、簡単にしていい質問じゃなかった…」
付き合えて、あたし、舞い上がってた。
「友達のことは気にしないでね」
もちろん真子たちだって、説明すればわかってくれる。
そう思いながら立ち上がると、蓮くんがあたしの腕を掴んだ。