ある日、いじめが始まった。



そして時間はあっという間に過ぎ、放課後_____部活の時間。






体操袋を持った私は軽い足取りで部室へと向かう。


部室に入り体操服に着替えたら、体育館の中で始まりのミーティングが行われる。




私は1年生の列の最後尾で体操座りをし、平井の話に耳を傾けていた。







「えー、今日は終業式だが部活はいつも通り5時半までする予定だ。あと明日から夏休みなんで夏休みの練習日程の紙を配布する」





そうして配布された紙に目を通すと……




げっっ……。




休みがお盆の3日間しかなかった。

後は全部、午前練か午後練ばかり。






練習する日多すぎっ……

これじゃあどこに遊びに行ったりもできんじゃん……





私はがっくり肩を落とす。

ちらと周りを見ると皆もぶーぶーと文句を言っていた。




しかし平井はそんなことお構いなしとでも言うように淡々と話を続ける。







「……では今日の1年生のグループを言う。Aグループは松野、脇坂、………Bグループは元原、…………Cグループは尾形、岩田………Dグループは高本、堺、川原だ。

ではAグループ以外は外に出て基礎練をしなさい」





< 13 / 43 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop