ある日、いじめが始まった。



これを聞いて全てがつながった。

私が皆から冷たくされた理由。





でも、何で………



私の目から涙が落ちた。





確かに卓球部が入りやすそうとは言ったけど、そんな意味で言ったんじゃないのに。

卓球部のメンバーが一番雰囲気もよくて馴染みやすそう、そう褒めるつもりで言っただけなのに……



それに、先輩達と話して嬉しかったけど調子乗ったつもりもなかった。


まさかそれが冷たくされる原因になるなんて。




私、これからどうすればいいの………?





「う、ううっ……」





頭の中が混乱して何が何だか分からない。

ただこれから先の不安と恐怖で私は立ちすくんだまま涙を流し続けた。





「千秋ちゃん……大丈夫?」




みっちゃんが私の隣で声をかけてくれる。

でも今の私は正直大丈夫、とは言えない状態だ。





「みっちゃん、ありがとう……でも、私っ…皆に…!」



「……今は皆の所行かずにちょっと離れた所にいようよ」





みっちゃんはそう言うと皆がいる場所と反対側の方へ歩き出す。


私もこんな状態で合わす顔もないのでみっちゃんの後を急いで追った。







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