ある日、いじめが始まった。
明日もみっちゃんがいなかったらどうしよう。
明日部活に行くのが怖い。
部活、行きたくない………
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
家に帰ってからもずっとこんな思考が頭の中を駆け巡る。
でも私には休む勇気がない。
休んだら何か言われそうで怖い。
ズル休み、なんて言われるかもしれない。
そうなったらこれこそ私の部活内での居場所が完全になくなってしまう。
どんなに苦しくても、辛くても、泣きたくなっても……
行かなくちゃいけないんだ。
私はそんな思いで部活へ足を運ぶ。
そして気がつけば7月31日。
3年生の先輩達の引退試合の日だった。