ある日、いじめが始まった。

本格的ないじめ





そして時は夏真っ盛りの8月に入る。





先輩達が引退した後も私達卓球部員は前と変わらぬ練習の日々を送っていた。




変わったことといえば、先輩達が引退し部員数が減ったことで1年生部員が使用できる卓球台が増えたことくらいだ。


体育館の全面が使用できる場合(体育館はよくバレー部やバスケ部と二分割するので)、1年生部員はランニング以外外に出る必要がなくなった。





卓球台が長い時間使えるようになったことで実践的な練習が多くできるようになったのはとても嬉しい。





しかしこの事実が本格的な ”いじめ” への幕開けとなる……







「では今日のグループを発表する」





そして8月に入りもう一つ変わったことがある。





「Aグループは松野、脇坂、木谷。Bグループは山本、本田、三島、元原。Cグループは尾形、高本、岩田、川原だ。



堺は……今日も欠席か」







みっちゃんは引退試合を最後に部活に全く顔を出さなくなっていた。









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