Your smile once again
「つけてんだ。俺がやったやつ」



私の首もとを指差して言った。


誕生日にもらったネックレスだ。

「うん。丁度欲しかったの」

「ほおらったろか」


歯磨きをしながらなので、何を言っているのか分からない。

多分、そうだったのか、だ。

笹原って、たまに子供だ。

「おはよー。洸、佐々木」


日向が、同じく寝癖をつけてやって来た。


私は、昨日(今朝?)の事を思いだして、床に視線を落とした。


「二人とも早くない?」

「そうか?普通だぞ。な、佐々木?」


「え?あっ、うん。」
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