Your smile once again
そうか、と納得する笹原。
「皆は?」とたずねると、笹原は黙って首を振る。
「花火するとか言ってたし、公園かな?
行こ」
「さ、佐々木……、手」
笹原に言われて下を見る。
腕は絡んでいないが、
指がいわゆる恋人繋ぎしている。
「……っ!?ごっ、ごめんっ!!」
慌てて手をほどこうとしたが、離れない。
笹原を見上げると、こっちを見ていなかった。
「……ささは、」
「は、ぐれたら!はぐれたらまずいから。そんだけ!!!!」
「あ、う、うん」
しっかり繋がれた右手が熱い。
私はなんだか切なくなって、強く握り返す。
「皆は?」とたずねると、笹原は黙って首を振る。
「花火するとか言ってたし、公園かな?
行こ」
「さ、佐々木……、手」
笹原に言われて下を見る。
腕は絡んでいないが、
指がいわゆる恋人繋ぎしている。
「……っ!?ごっ、ごめんっ!!」
慌てて手をほどこうとしたが、離れない。
笹原を見上げると、こっちを見ていなかった。
「……ささは、」
「は、ぐれたら!はぐれたらまずいから。そんだけ!!!!」
「あ、う、うん」
しっかり繋がれた右手が熱い。
私はなんだか切なくなって、強く握り返す。