Your smile once again
「言っとくけど、俺は佐々木の事諦めた訳じゃねぇから」

「あぁ……」

「お前がそうやって、逃げてばっかなら俺は容赦しねえ」


「ははっ……口調が変わったな。

分かってるよ……」


洸が、花火から目を離さずに顔を歪めた。


「泣かせたんだ……。

もう傷付けたくない……。

でも、これ以上一緒にいれば、もっと傷つける気がするんだ。

俺は……、どうしたらいいのか分からない」



「……洸は、佐々木が好きなんだろ。

傷つけないように、守ればいいだけだ」
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