Your smile once again

旅行 2日目

「海だぁああああー!!」


騒ぎながら、海に入っていく皆を半ばあきれながら私は見ていた。


「琴那はやっぱり行かない?」

香澄が、遠慮がちに言った。

私は、微笑んだ。

「うん。いいよ、荷物見てるから。行ってきなよ」


「うーん。怜音が溺れないか心配だし行ってくるね!!」

冗談でなく、本気で心配してるのが香澄らしい。



私は、怜音の言葉を思い出した。

『海の家に色々あるんだって!!』

見てみるか。私は立ち上がった。

海の家は、綺麗に飾り付けされていた。


中には、ゴーグルや浮き輪はもちろん、貝殻なども売っていた。


変わった店だなぁ……。


この海でとれたものもあるみたいだ。



私は、小さな小瓶を手に取った。


星の形のものが入っていた。



「星の砂、ですね」
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