Your smile once again
「熱い」


思わずつぶやく。


「笹原……」


佐々木はかすれた声で、俺の名前を呼び、怯えたように見上げてくる。


上目遣い、反則すぎ。

可愛い。


「佐々木っ!海!!入ろう!」



ムードをぶち壊して俺は言った。



佐々木も面を食らって、一瞬硬直した。


「うわぁっ!ストーーーーーップ!!」



叫ぶ佐々木の腕を引いて海に飛び込んだ。
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