Your smile once again
「えー。今からメンバー表を配る」
変に緊張してしまう。
分かってるのに。
洸が四番。
洸がキャプテンだ。
回ってきたメンバー表をじっと見る。
「-----え」
思わず声をあげた。
一番上に、俺の名前。
何かの間違いだろ?
四番 日向 葵(cap)
五番 笹原 洸
俺の名前が、洸より上にある。
「大分悩んだが、日向をキャプテンにすることに決めた。実力的にはそう差はないが、日向はリーダーシップがある。それから、今後の練習についてだがーーー」
話はまだ続いていたが、頭に入って来なかった。
「やったな葵!!
俺、お前にならついていけるわ」
洸が屈託の無い笑顔を見せる。
俺は、洸が俺をキャプテンに向いていると言ったことを嫌味だととらえてしまっていた。
そんな自分が恥ずかしくなった。
ただ思う。
ーーー俺にできるのだろうか?
変に緊張してしまう。
分かってるのに。
洸が四番。
洸がキャプテンだ。
回ってきたメンバー表をじっと見る。
「-----え」
思わず声をあげた。
一番上に、俺の名前。
何かの間違いだろ?
四番 日向 葵(cap)
五番 笹原 洸
俺の名前が、洸より上にある。
「大分悩んだが、日向をキャプテンにすることに決めた。実力的にはそう差はないが、日向はリーダーシップがある。それから、今後の練習についてだがーーー」
話はまだ続いていたが、頭に入って来なかった。
「やったな葵!!
俺、お前にならついていけるわ」
洸が屈託の無い笑顔を見せる。
俺は、洸が俺をキャプテンに向いていると言ったことを嫌味だととらえてしまっていた。
そんな自分が恥ずかしくなった。
ただ思う。
ーーー俺にできるのだろうか?