Your smile once again
バンッ!!
笹原が机を思いっきり叩きながら立ち上がった。
ビクッ、と肩が揺れる。
「ーーーそーかよ」
思わず顔をあげると、笹原が出ていくところだった。
ーーーなんで。なんでそんな傷ついた顔するの。
ただの、私の八つ当たりだ。あんなこと、言いたい訳じゃなかったのに。
ただ、ハッキリさせなきゃ奈々がかわいそうだと言いたかった。
謝らなきゃ。
私は廊下に飛び出した。
「笹原っ!!……ってうわぁっ!」
私は下を見てギョッとした。
笹原が壁に寄りかかって座っていた。
「ごめん、やり過ぎた」
そう言って、前髪をかきあげる笹原。
それを見てると、何だかさっきまでの事が、どうでもよく思えた。
「うん、私もごめん」
「ちゃんと、奈々には言うよ。佐々木が正しい」
私は今度はちゃんと笹原を見た。
目が合って、笹原がいつも通り笑った。
笹原が机を思いっきり叩きながら立ち上がった。
ビクッ、と肩が揺れる。
「ーーーそーかよ」
思わず顔をあげると、笹原が出ていくところだった。
ーーーなんで。なんでそんな傷ついた顔するの。
ただの、私の八つ当たりだ。あんなこと、言いたい訳じゃなかったのに。
ただ、ハッキリさせなきゃ奈々がかわいそうだと言いたかった。
謝らなきゃ。
私は廊下に飛び出した。
「笹原っ!!……ってうわぁっ!」
私は下を見てギョッとした。
笹原が壁に寄りかかって座っていた。
「ごめん、やり過ぎた」
そう言って、前髪をかきあげる笹原。
それを見てると、何だかさっきまでの事が、どうでもよく思えた。
「うん、私もごめん」
「ちゃんと、奈々には言うよ。佐々木が正しい」
私は今度はちゃんと笹原を見た。
目が合って、笹原がいつも通り笑った。