Your smile once again
夕焼け空。


俺は佐々木と二人、河原道を歩いていた。海翔さんは、戸部先生の家に泊まるとか。

佐々木は怒っているのか、俺より少し先を歩く。


「佐々木?」

その背中に声をかけた。

「……」



当然のごとく、スルーされる。


まあ、そんな拗ねたところも可愛いんだけど。



って!俺は何を考えてるんだよっ!


「怒ってる?」
「……別に怒ってない」


あ、やっと返事してくれた。
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