Your smile once again
体育祭 午前の部
体育祭まで、一週間を切った今日。
外は雨が降っていた。
私は、保健委員会の集まりで保健室にいた。何でも、毎年けが人が多いので、特別本部を作るらしい。
「えー、仕事としてはまずけが人の手当て。それから病人を寝かせること。保健室は使えないから、図書室で-----」
やばい……。
気分悪い……。
「はぁ……っ」
息を吸い込もうとして、声が漏れる。
どうも、大人数は苦手だ。先輩も後輩もいるので、空気も違う。
鼓動が早まって来る。思わず胸のまえで拳を握った。
大翔、気づいて……。
腕に頭を乗せて発作に耐える。きゅうっ、て心臓が縮まるような感覚。
外は雨が降っていた。
私は、保健委員会の集まりで保健室にいた。何でも、毎年けが人が多いので、特別本部を作るらしい。
「えー、仕事としてはまずけが人の手当て。それから病人を寝かせること。保健室は使えないから、図書室で-----」
やばい……。
気分悪い……。
「はぁ……っ」
息を吸い込もうとして、声が漏れる。
どうも、大人数は苦手だ。先輩も後輩もいるので、空気も違う。
鼓動が早まって来る。思わず胸のまえで拳を握った。
大翔、気づいて……。
腕に頭を乗せて発作に耐える。きゅうっ、て心臓が縮まるような感覚。