Your smile once again
「大丈夫か?」
立ち止まり、顔を上げた。
「日向……。
う、げほっ!」
私は大きく咳き込んだ。
息を吐こうとしても、ひゅっ、という音しか出てこない。
「ううっ、」
「佐々木っ!?」
「保健室、行きたい……」
このときのために、大翔は私に保健室の鍵を渡してくれていた。
保健室に入ると、日向は私をソファーに座らせた。
「日向?」
「良かった。間に合って。なんか言われたの?」
「ううん、遠藤先輩は悪くない。私が勝手に泣いただけだから」
私がそう言うと、日向は驚いた。
「まじっ!?なんだよ俺、ちょー恥ずかしいじゃん」
顔を隠す、日向。
「でも、ありがと。遠藤先輩とあれ以上話すの、辛かったと思うから」
「そっか……、そっか」
私はコクン、頷いた。
遠藤先輩は私の言って欲しいことを全部言ってくれたけど、それは見透かされているようでもあったからだ。
「……っ、けほっ」
「どーしたの、佐々木?」
「ごめん、なんか調子わるくて」
情けないな。
いつまでもこーやって誰かに頼って生きて行かなきゃいけないの?
「休んでいいよ」
「ん、ありがと……」
私はそのままソファーに寝転んだ。
はあ、と大きく息を吐き出す。
すると、自然に力が抜けてきて、私は目を閉じた。
立ち止まり、顔を上げた。
「日向……。
う、げほっ!」
私は大きく咳き込んだ。
息を吐こうとしても、ひゅっ、という音しか出てこない。
「ううっ、」
「佐々木っ!?」
「保健室、行きたい……」
このときのために、大翔は私に保健室の鍵を渡してくれていた。
保健室に入ると、日向は私をソファーに座らせた。
「日向?」
「良かった。間に合って。なんか言われたの?」
「ううん、遠藤先輩は悪くない。私が勝手に泣いただけだから」
私がそう言うと、日向は驚いた。
「まじっ!?なんだよ俺、ちょー恥ずかしいじゃん」
顔を隠す、日向。
「でも、ありがと。遠藤先輩とあれ以上話すの、辛かったと思うから」
「そっか……、そっか」
私はコクン、頷いた。
遠藤先輩は私の言って欲しいことを全部言ってくれたけど、それは見透かされているようでもあったからだ。
「……っ、けほっ」
「どーしたの、佐々木?」
「ごめん、なんか調子わるくて」
情けないな。
いつまでもこーやって誰かに頼って生きて行かなきゃいけないの?
「休んでいいよ」
「ん、ありがと……」
私はそのままソファーに寝転んだ。
はあ、と大きく息を吐き出す。
すると、自然に力が抜けてきて、私は目を閉じた。