Your smile once again
-放課後-
「あれっ。琴那、帰るの?」
昇降口で靴を履き替えていたら怜音が、ショートボブを揺らしながら聞いてきた。
私がうなずくと、怜音が跳び跳ねた。
「やったっ!じゃあ、一緒に帰ろう。笹原はどうしたの?」
「部活が長引くらしいから」
怜音は吹奏楽部でホルンを担当している。
まわりには下校する生徒が大勢いた。サッカー部のかけ声が聞こえてくる。
東高濱は、部活動が結構盛んだ。
「……ひまわり、クラスでどう?」
珍しく怜音が照れたように聞いてきた。
「ひまわり?ーーーあぁ、日向ね」
ひまわり。
日向葵を並び替えると向日葵、つまりひまわりになるのでそう呼ばれている。
「あれっ。琴那、帰るの?」
昇降口で靴を履き替えていたら怜音が、ショートボブを揺らしながら聞いてきた。
私がうなずくと、怜音が跳び跳ねた。
「やったっ!じゃあ、一緒に帰ろう。笹原はどうしたの?」
「部活が長引くらしいから」
怜音は吹奏楽部でホルンを担当している。
まわりには下校する生徒が大勢いた。サッカー部のかけ声が聞こえてくる。
東高濱は、部活動が結構盛んだ。
「……ひまわり、クラスでどう?」
珍しく怜音が照れたように聞いてきた。
「ひまわり?ーーーあぁ、日向ね」
ひまわり。
日向葵を並び替えると向日葵、つまりひまわりになるのでそう呼ばれている。