Your smile once again
〈side 洸〉
ライブ中、佐々木は真剣に演奏を聞いていたので俺は話しかけることができなかった。
文化祭を一緒にまわったのはいいけど、佐々木は楽しんでいたのだろうか。
そんなことばかり考えているうちにライブは終わる。
他の生徒たちに合わせて、出口へと向かう俺たち。
「……っ、すいません」
俺は誰かにぶつかってしまって、慌てて謝った。
少し目を離したすきに、隣に並んでいたはずの佐々木が消えていた。
人混みに紛れている佐々木を見つけ、声をかけようとした。
「ささっ……っ」
しかし、その声はかき消されてしまう。
俺は焦って、人混みをかきわけて彼女の元へ向かう。
と、その時急に腕を引っ張られた。
ライブ中、佐々木は真剣に演奏を聞いていたので俺は話しかけることができなかった。
文化祭を一緒にまわったのはいいけど、佐々木は楽しんでいたのだろうか。
そんなことばかり考えているうちにライブは終わる。
他の生徒たちに合わせて、出口へと向かう俺たち。
「……っ、すいません」
俺は誰かにぶつかってしまって、慌てて謝った。
少し目を離したすきに、隣に並んでいたはずの佐々木が消えていた。
人混みに紛れている佐々木を見つけ、声をかけようとした。
「ささっ……っ」
しかし、その声はかき消されてしまう。
俺は焦って、人混みをかきわけて彼女の元へ向かう。
と、その時急に腕を引っ張られた。