Your smile once again
ー 三日後 ー

「佐々木、おはよ」



突然後ろから声をかけられて、思わず肩を揺らした。


「……ビックリした。

笹原、もう治った?」

笹原はいつもの笑顔で私に答えてくれる。

カタン、笹原の椅子が音をたてた。


「おう!もう、すっかり」

「ならよかっ……「こっとなー!!」」


私は、深い深いため息をついた。

机に手をついて立ち上がる。

ダンッ、机が音を立てる。

「悠季っ!アンタはなんでいつも人の話を遮るの」

私は、ドアに大股で歩いていった。

「悪い悪い。琴那、今日さ……」


「お前、誰」

「わっ」
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