Your smile once again
やっぱり。

彼はいつも突然だ。


三度目の、告白。


「……ごめん」


「うん、わかってる」

「じゃあ、なんでーーー」


ポスッ。

日向の頭が、私の肩に落ちてきた。

思わず体を強ばらせる。


「このままでいさせて」


すごく……、すごく、悲しそうな声だった。


その声を聞いたら、何もできなくなってしまうくらい。


好きな人に、振られる。


それがどういうことなのか、どれだけ辛いのか私は知らない。


いつか、分かるときが来るのかな。

「……日向、ごめん。私……」


「いいよ。なんも言わなくて」


ずっと、聞いてみたかった事を私は口にする。

「怜音と香澄の気持ち、わかってるんでしょう?」
「……」


何も答えない日向。

それが物語っていた。


「私達を、引き離したいの」
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