ボーダーライン
夕方は一人で散歩に出かけた。
風が涼しくて気持ちがいい。
空はほんのりオレンジに染まりはじめていて、反対側の青と白い雲との対比が綺麗だった。
皆川さん、と呼ばれて振り向くとアキが微笑んでいた。
「一人で散歩?」
アキはジーンズにTシャツというラフな格好で、いつも制服の時はおろしている髪の毛をまとめてヘアクリップで留めていた。ジーンズで包まれた脚はほっそりと長く、短いTシャツの裾からほんの少し白い肌がのぞいている。
「うん。砂原さんも?」
「アキでいいよ。あっちのほうに小川があるんだって。行ってみない?」
アキはそう言うと、返事も聞かずに私の手をとって歩きはじめた。
風が涼しくて気持ちがいい。
空はほんのりオレンジに染まりはじめていて、反対側の青と白い雲との対比が綺麗だった。
皆川さん、と呼ばれて振り向くとアキが微笑んでいた。
「一人で散歩?」
アキはジーンズにTシャツというラフな格好で、いつも制服の時はおろしている髪の毛をまとめてヘアクリップで留めていた。ジーンズで包まれた脚はほっそりと長く、短いTシャツの裾からほんの少し白い肌がのぞいている。
「うん。砂原さんも?」
「アキでいいよ。あっちのほうに小川があるんだって。行ってみない?」
アキはそう言うと、返事も聞かずに私の手をとって歩きはじめた。