俺様王子!?な家庭教師
「そりゃあ教えてくれるでしょ?あんなに優しい王子様なんだから!」
「そうかなー?....私一回頼んでみる!」
そうだよ!だって王子様だよ?快く了承してくれるに決まってるよ!
放課後になり、王子様のクラスに向かう。
うわぁ。なんか緊張してきたなぁ。
王子様のクラスについても中々喋りかけられない私。廊下でもじもじしていると、
「どうしたの?」
優しそうな声が聞こえ振り向いてみると、
あ....。
王子様。
そこに立っていたのは斎藤君。王子様スマイルを私に向けている。
うわぁ。かっこいい。
さすが学校こ王子様って呼ばれるぐらいだよなぁ。
しかも話しかけてくれるとか超優しい。
「え、えーっとですね....。斎藤君に用事があってきました。」
「あっ僕?」
そりゃあビックリするよね?だって私と喋るの今日が初めてだもんね?
「うん。ちょっといいかな?」
「うん。いいけど....。」
そう言って王子様をあまり人のいない体育館裏に呼び出す。