【続】恋愛のやり直し方
彼にとっては『初婚』で、ただ盲目的に結婚を幸せの象徴とはしていないにしても、私のように結婚に対して曲がった先入観をもっていない。



だから、私との結婚を望んでくれているのだけど……





私は?




友田の隣にいたいと思う気持ちはある。
それどころか、日々その気持ちは膨らんでいる。



彼の隣にいて、彼に触れて日々彼の存在は私の中で大きくなり続けている。




だったら―――――







「はぁー」






やめよう。


今、この状態で自分に向き合うべきじゃない。
焦って、急いでもロクな考えが浮かばないのは経験済み。





気持ちを切り替えるため、夕飯の買い出しに出ることにした。








。*.。o○。・*°∴・。*.。o○


買い物袋をぶら下げながらブラブラと帰り道を歩いていると、ふと雑貨屋に目がとまった。



そういえば、立花さんの娘さんの誕生日プレゼント選べなかったな。
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