【続】恋愛のやり直し方
それも含めて『私』だと割りきれば、物事すんなりいくのかもしれないけど、私には無理だ。



だって、やっぱり私はバツイチ。



たった戸籍っていう制度だといえばそれまでかもしれないけど、そこには、やっぱり重みを感じる。




先人たちが大切にしてきた『家族』って重み。




だから、やっぱり気にしてしまう。



その、重みある『家族』を作り損ねた私は、やっぱり欠陥人間なんじゃないかって。




友田を好きになれば好きになるほど、私でいいのか?って疑問も大きくなっていた。




それを察してか、友田は余計に私を手元に置いて置きたがるのかもしれない。


全ては……私のため…




私を安心させようと、手の内を見せて、両手を広げて待ってくれている友田。


そこに素直に飛び込めない私




申し訳なさでいっぱいになり、「分かりました」と言わなくちゃと自分にプレッシャーをかけた瞬間



クシャリとその紙を丸めた友田。


「え……」
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