【続】恋愛のやり直し方
そんな私にやっぱり余裕な態度な友田は、憎らしいほど妖艶な笑みを浮かべて




「仰せの通り」


と、私をサラリとベットへと運んだ。





上から見下ろされる友田の顔。

ゾクリとするほど私を欲するその目に、このままなにも考えられなくなるほど溺れさせて欲しいと思う。




自分の意思なんて持てなくなるほどに私を壊して欲しいとさえ願ってしまう。






そこまで友田を好きでいることは、恥ずかしくて言えてないのだけれど。




ジンワリとのし掛かってくる重みに、この上ない幸せを感じた。



°。*・.゜*。°・.゜


結局、そのあとすぐに今のマンションに引っ越すっことになった。


家具はほとんどが処分され、今の部屋に置かれたものは、「綾が使いやすいものでいい」という友田の言葉に従って全て私が選んだもの。



それは、それでスゴく楽しかったけれど、どこまでも私に気を使ってくれる友田にまた申し訳なく思ったのも事実。
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