【続】恋愛のやり直し方
「はぁー。綾さんって、ホントに自己分析出来てませんよね?

綾さんってこんなイメージですよ?フワフワしてて甘くてかわいらしくて、なのに突然すごく大胆で――」





「ち、ちょっと待って。竜くんもうそれ以上言わなくていいから。聞いてる方が恥ずかしくなる」





竜くんの口を塞ぎ、言葉を思いきり遮る。
すると、首を傾げて心底分からないといった顔をする竜くん。




「そうですか?だってホントのことなのに…最近一段とフワフワ柔らかいですよ?綾さん。



それがセンセに守られてるからだってことは悔しいから、認めたくはないですけど」


「…………」




ふーん。そうなんだ。
私、友田のおかげで柔らかくなってるんだ。


いつの間にか気がつかないほど、友田に守られてることが当たり前になってるのかもしれない。



気を付けなくちゃ。




「ちょっと綾さん!そこでセンセのこととか考えて顔緩めないで下さい。目の前にいるのは俺ですから。

さすがに傷つきますよ」
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