【続】恋愛のやり直し方
「……好き」



遮るものが無くなった私から出た、聞こえないくらい小さな声。




自分のため、友田のため……そんなこと考えることもできなかった





ずっと言いたかったその一言が自然と溢れた。



ただそれだけ。




この先、どのくらい傷つくのかなんて、もうどうでも良くなっていた。





「ナオが……好き。好きなの」




ダランと下がっていた腕を友田の背中に回し、グッと力を込めて彼に抱きつく。




恥ずかしいなんて思ってる時間さえなかった。




埋めた友田の胸の暖かさと、トクントクンと少し早い鼓動。


クラクラする。





突然、頭上でフッと笑い声がした。


「え?」と見上げた瞬間重なった唇。





頭のてっぺんから電流が流れた
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