【続】恋愛のやり直し方
はぁーっと盛大なため息と「この天然小悪魔め」と漏らす友田。



そして、私の頬を挟み込む二つの手を寄せる

ムニュッと強い力が加わり、唇が鳥のくちばしのようになった。




その唇数回咬んだ友田。




「ヤバイ。これ以上お前の傍にいると、お袋さんに下衆な男に格付けされそう」



コトンと私の方に自分の顔を預けた友田は、再び盛大なため息を吐いた。




「……はっ?」


何がなんだかさっぱり分からない私は、火照った頬を、パタパタと扇いでみる。




「ただでさえ、お袋さんが留守のトコに上がり込んでるのに、お前の事メチャクチャにして飲み込んでやりたい衝動を押さえてるの俺。

だから、これ以上煽らないで」




「煽るって……そんなこと──」



「だぁーかーらー。そんな困った顔とかすんなっての。瞬きだって慎重にして」




「……」
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