【続】恋愛のやり直し方
着ていたコートを脱ぐのももどかしくそのまま部屋へとなだれ込む。



カチャリとリビングの扉を開けると、そこに友田の姿はなかった。

途中走ったこともあって、息切れしている。




出鼻をくじかれた結果となりながらも、なぜかホッとする自分もいた。


とりあえずお茶をいれて一息付こう




さっきあんなに会いたいと自分を突き動かしていた力は何だったんだろう。



まるで自分らしくないその行動に戸惑いを感じる


だけど、やっぱり友田の顔が見たい。私は、そっと寝室のドアを開けた。



薄暗い室内。

静まり返った室内に響く規則正しい寝息



執筆の合間にいつでも 睡眠が取れるように遮光カーテンを選んだのは正解だったようだ。


音をたてずソッと近づき、ベットの端にこしかける




相変わらず私の存在に気が付いてない友田はスヤスヤと無防備な顔で眠り続けている。



思わずクスリと笑いが漏れる
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