【続】恋愛のやり直し方
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教会の祭壇にはめられた大きなステンドグラスから、キラキラと光が差し込んでいて、この空間を幻想的に演出している。




ここにいるのは、真理子の式の余韻に浸る私と、それを待っていてくれる友田だけだ。




「いい式だったね」


「ぷっ。いい式だったけど、それ、何度目の呟き?」


「いいの。何度でもいう。いい式はいい式だったんだもん」





友田が少し離れた席に座ってくれているのは、私が思い切り自分の中に浸れるようにっていう気遣いなんだろう。




もう一度クスッと、笑って私の隣へ来て座る。





「ね、そろそろ『友田綾』になりませんか?」



「……うん」




正面を向く私の顔を覗き込む彼の顔は、柔らかく、私を責めてるのではないと分かってはいるけど、ここまで引き延ばしにしている私の負い目が、素直に彼の笑顔を見れない。
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