【続】恋愛のやり直し方
彼に出会えた事こそが私の人生最大の幸運だったのかもしれない。
「私……すごく幸せ」
「ん。これからもっと幸せになるよ。もっと欲張っていこ」
「そうだね」
大きな感謝を込めて、友田に笑顔を向ける。
添えられてた手をギュッと握ったと思ったら、力強く引き寄せられ、ドンと勢いよく友田の胸の中におさまった。
程なくして重なってきた唇。
優しく慈しむようなそのキスの隙間から、幸せが溢れ出てしまう気がして、隙間を埋めるように私からも求める。
「ふっ。大胆」
「だって、勿体なくて、ナオが吐き出した空気さえも閉じ込めておきたいの」
「煽ったの綾だからね」
再び重なった唇は、さっきまでのとは比になら無いほど、力強く、食むようなキス。
答えるように友田の首に腕を回す。
ここが教会で、私が純白のウェディングドレスを着ていることなんて、すっかり頭の中から消え去ってしまった。
神様……今だけ見逃して。
「綾、愛してる」
「私の方がずーっと愛してる」
フフフと笑い合ったのはホンの一瞬。
再び唇は重なった。
(完)
「私……すごく幸せ」
「ん。これからもっと幸せになるよ。もっと欲張っていこ」
「そうだね」
大きな感謝を込めて、友田に笑顔を向ける。
添えられてた手をギュッと握ったと思ったら、力強く引き寄せられ、ドンと勢いよく友田の胸の中におさまった。
程なくして重なってきた唇。
優しく慈しむようなそのキスの隙間から、幸せが溢れ出てしまう気がして、隙間を埋めるように私からも求める。
「ふっ。大胆」
「だって、勿体なくて、ナオが吐き出した空気さえも閉じ込めておきたいの」
「煽ったの綾だからね」
再び重なった唇は、さっきまでのとは比になら無いほど、力強く、食むようなキス。
答えるように友田の首に腕を回す。
ここが教会で、私が純白のウェディングドレスを着ていることなんて、すっかり頭の中から消え去ってしまった。
神様……今だけ見逃して。
「綾、愛してる」
「私の方がずーっと愛してる」
フフフと笑い合ったのはホンの一瞬。
再び唇は重なった。
(完)