【続】恋愛のやり直し方
「フフっ。そんなに慌てる時もあるんだね」
「ホント。心乱れることなんてそうそうないタイプなんだけど、綾にかかったらダメだね。
乱されっぱなし」
コツンと額を合わせてそう呟く
「ごめんなさい」
「綾が謝ることじゃないよ。それに、さっきのは、俺が説明不足なだけ。反省してる………」
乾きつつある頬の涙を指でなぞる友田の顔は、やっぱり困ったように目尻を下げている。
「泣かせて、困らせたばっかりだな。こんな顔させたい訳じゃないのに………。
さっきの説明するよ」
そう言って私を抱えあげる。
「キャッ。下ろして。自分で歩ける!」
「これは譲れない。大人しくして?」
バタツク私の体をもう一度抱え直し、再び歩き始めた友田。
は、恥ずかしすぎる。
真っ赤になった私の顔を見てクスリと笑う友田。
「もう!」
プイッと横を向いた私を、そっとソファーに下ろした友田は
「これで許して」と私の口に一粒のチョコレートを放り入れた。
「ホント。心乱れることなんてそうそうないタイプなんだけど、綾にかかったらダメだね。
乱されっぱなし」
コツンと額を合わせてそう呟く
「ごめんなさい」
「綾が謝ることじゃないよ。それに、さっきのは、俺が説明不足なだけ。反省してる………」
乾きつつある頬の涙を指でなぞる友田の顔は、やっぱり困ったように目尻を下げている。
「泣かせて、困らせたばっかりだな。こんな顔させたい訳じゃないのに………。
さっきの説明するよ」
そう言って私を抱えあげる。
「キャッ。下ろして。自分で歩ける!」
「これは譲れない。大人しくして?」
バタツク私の体をもう一度抱え直し、再び歩き始めた友田。
は、恥ずかしすぎる。
真っ赤になった私の顔を見てクスリと笑う友田。
「もう!」
プイッと横を向いた私を、そっとソファーに下ろした友田は
「これで許して」と私の口に一粒のチョコレートを放り入れた。