【続】恋愛のやり直し方
今日ここで立花さんに会えて良かった。

信仰心はないけれど、もし神様がいるのなら、私はまだ見放されていないと、少し前向きになれる。




そんなことを考えていたら、「おまたせしました」と店員さんが湯気のたつハーブティを持ってきた。




「え?頼んでないですよ」という私に立花さんが「俺が頼んだの」と微笑んでいる





絶妙なタイミングにいつもながらに感心してしまう。


だけどいつの間に注文したのだろう………




「立花さん、いつの間に注文したんですか?」





すると、ニヤリと笑う立花さん。



その綺麗な顔でイタズラに笑っている姿は、別に立花さんにそんな感情がなくても、ドキンと胸がなってしまうほど色香が漂っている。





「それは、内緒。ネタバラシはもう少し先の方が面白いだろ?」と訳の分からないことを言う。


勿体ぶられると余計に知りたくなるのが人の心理



身を乗り出して「どうして?」と聞いても、ダンマリを決め込む立花さん
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