偽り姫

それにしても、いつものことだから慣れないといけないんだけど、いつまでたっても慣れないこの視線


朝から毎日この視線。
ほんとーに嫌になる

そ〜思ってたら…


「みぃぃぃぃれぇぇぇぇぇいぃぃぃぃ」



バコッ!!



「いったぁぁぁい!毎朝、毎朝やめてよね!咲」




今私を鞄で叩いた人は、道宮 咲(どうぐう さき)と言って、私の思っているほんとーの友達
そして、私の過去も今もなんでも知っている人


「ごめん。ごめん。美玲がいたから((テヘ」



まぁ、咲は可愛いからテヘとか言っても許されるけど…


「いやいや、私がいたからって叩かないでよね。ハァ…」



ほんとーになんでこんなに朝からテンション高いの?咲は…


「(つ´∀`)つ マァマァ、ため息つかないの!幸せ逃げるよぉー!」



ハァ…もぅ幸せ逃げてるて…

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