星ふる夜に…

放課後は毎日図書室に通っていた。

本が心底好きだから。
それに、家に帰れば勉強しろ、勉強しろ、言われるし…ね。

「''夢十夜''…へぇ、この子、夏目漱石さんの作品ばっかり読んでる」

変わった子。

かくいうわたしも夏目さんの作品にはまっていたこともある。たぶん、ほとんど読み尽くしたんじゃないかな?

パソコン画面を睨みながら、私は返却ボタンをチキッとおす。
それから、1800年代からの日本書の棚へそれをしまった。

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