野球帽をかぶった君の横顔
まだ見慣れない教室に廊下。
緊張でドアを開けるのをためらい
触れることさえ拒んだこの手に
高校生活への夢と希望とを詰め込んで
勇気を出して開けた。
(えっ!坊主多くない?!)
私が勇気を出して開けたドアの先には
坊主頭から、野球少年と思われる人が
何人も何人もいた。
(みんなこっち見てるよ?!
なんで?!そんな変な顔してる?私!
みんなして見ないで!)
今振り返ってみれば、ドアが開いたらみんな注目するよなあ。と冷静に思う。