Midnight Day
「ばあああああか!!!」
「てめえに言われたくねぇっての!」
「はあ!?」
……何コイツ。
せっかく人が心配してるって言うのに。
「バカはどっちよ!!」
「バーーーーーーカッ!!!」
「何だと?」
「なによ。」
「「ふんっ!!」」
私たちは喧嘩をしてしまって、別々の方向に歩き出してしまった。
何よアイツ。
せっかく心配してるって言うのに。
大体意味わかんないのよ!!!
死神?そんなの信じられるわけないじゃない!
私は元気なのだから。
死ぬなんて、あり得ないから!!
あんな奴、いても迷惑なだけだし。
「……月夜のバカ。」
……1日だけでどっと疲れたよ。
これが1ヶ月続くのか。
そう思うと、かなり憂鬱だ。
「あれ?君1人?」
「え?」
声をかけられ、そちらを振り返ると、見知らぬ男の人が立っていた。