Midnight Day


「じゃあまとめると、クーラーで教室を最大まで寒くする、音楽は俺が用意して、プレゼントは岩本が。
お化け役は明日学校で決め、お化けの様相の為の布切れや、装飾品、メイクとかは明日学校で言って明後日集める。」


「OK。
きっとたくさんの人が協力してくれるだろうからいい思い出になるよ。」


だって佑斗のこと大好きな女子たくさんいるもんね。
他クラスや他の学年の女子も佑斗目当てでお化け屋敷に来るかも知れない。


佑斗がいれば、負けない気がする。


「みんないい奴ばかりだからな。」


……当の佑斗くんは無自覚ですがね……


「そう言えば、みんなにあげるプレゼント、クッキーでもいいかな。
一回驚いたごとに一枚。」


「それだといっぱい買わなきゃだな。」


佑斗は笑いながら言った。
確かにそうだ。
私の心の中では、クッキーを手作りするつもりで、それと一緒に佑斗にプレゼントを作って、……告白するつもりだった。


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