Midnight Day

気づいたときには、月夜に抱きしめられていた。


月夜の真意が全くわからない。
何で突き放したり、抱きしめたりするの?


「…月夜?」


「…なんて言うと思ったかバーカ!」


…は?


「な…何事?」


私、今月夜にバカって…


「ただてめぇと遊ぶのに少し飽きただけだっつうの!!」


「はぁ?
私に心配させといてバカはどっちよバーカ!!!」


そんなこと言いながら、私は正直安心していた。


だって、いつもの月夜に戻ってくれたから。


文句言いつつも、私の心はすごくスッキリしていた。


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