あたしの余命あと１ヶ月…

ー欄sideー



ここ何処？



｢欄｣



その声って
振り返ったら



魁がいた‥‥


｢魁！｣


走っていこうとしたら


｢ダメだ！来るな！｣


ビクッ


｢驚かしてごめんな

欄が俺んとこに来たら


死ぬんだ‥‥絶対に来るなよ｣



｢魁！あたし傀の所に行く！｣


｢ダメだ！

欄は来てはいけない‥‥


俺より大切な人できただろ？｣


すぐ頭に浮かんだのは


“紫王菲”


｢いただろ？

じゃーなーあえて嬉しかったよ‥‥｣



｢魁！｣


魁が振り返った


｢ん？｣



｢魁‥‥あたしのせいで死んじゃ‥‥｢欄
気にしすぎだ､欄を守れただけで
俺はいい‥‥だから気にするな､ごめんよりありがとうが嬉しいなー｣


魁‥‥ありがとう！｣



｢おう！じゃーなー｣



｢欄‥‥気づかなくてごめんな｣

紫王菲！

何処！



｢欄が泣きたい気持ちなのに俺が泣いて情けねぇーよな‥‥

欄目覚ましてくれ‥‥お願いだ｣


紫王菲‥‥ないてるの？

あたしのために‥‥


情けなくないよ
嬉しいよ


紫王菲今すぐに

あなたを触れたい‥‥




そう言って目を覚ました