あたしの余命あと1ヶ月…
ー欄sideー


覚ましたら紫王菲がここにいた‥‥


さっきの夢は死の世界なんだろうな

あたしの命も1秒ずつ削れてくる‥‥


あと4日‥‥


そろそろ皆と永遠の別れか‥‥



「ん‥‥」


「紫王菲‥‥」


あたしは大好きな人の名前を呼んだ


「え‥‥ら、欄!」

名前呼ばれると
心が温まってくるな


ギュ


いきなり抱きしめてきた

「おわっ‥‥ビックリしたー」

このまま時間が止まればいいな‥‥



「欄!欄!欄!」


「紫王菲‥‥ごめんね黙ってて
迷惑かけちゃダメだと思って‥‥」


怒るかなと思ったら

「バカ
迷惑じゃないよ、俺嬉しい‥‥

あ、呼んでくるな!透琉たちを」


本当は行って欲しくない

けど言えなかった



「うん」

ーーーガチャ

< 66 / 79 >

この作品をシェア

pagetop