あたしの余命あと1ヶ月…
「紫王菲‥‥」
「ん?‥‥」
「今までありがとう‥‥」
ギュ
あたしは今紫王菲の腕の中にいる
「そんなこというな‥‥」
「本当のことだよ」
「そんなこというなって!」
紫王菲の声が震えてる‥‥‥
「あたしね‥‥紫王菲に出会えて嬉しい
紫王菲に出会わなかったら‥‥
闇の中で生きてたから」
「俺も嬉しい‥‥欄に出会わなかったら
荒れてたよ」
「ありがとう本当にありがとう」
「俺もだありがとな」
「うん‥‥」
「泣きすぎて喉乾いたな
欄待ってろすぐ戻ってくる‥‥」
「うん‥‥」
ーーーガチャ
「さよなら‥‥紫王菲‥‥」
ありがとう
大好き
幸せだよ
出会えて本当によかったよ
あー
めまいがするなー
もー今更泣いたってしょうがないのに‥‥
笑わなきゃ
笑顔で
目を閉じた‥‥
もう目を覚ますこともなかった‥‥