あたしの余命あと1ヶ月…
卒業式
あれから1年後
今は卒業式‥‥
愛しい人がいない卒業式‥‥
「紫王菲ー!」
「あぁ透琉」
「大丈夫か?」
「あぁ」
俺は今も抜け殻で笑うこともなくなった‥‥
今欄が生きてたら
もう一度プロボーズして
結婚したい‥‥
あの日の結婚式は俺はまだ18才ではなかった
だから
籍を入れてはいけない歳だった‥‥
「卒業生入場!」
俺は欄の写真を持ちながら入場した
「卒業生着席!」
「校長先生の話し‥‥」
俺が持っている欄の写真は
寂しそうな顔をしている
先生から聞くときっとアメリカの病院で
撮ったらしい
隣の透琉が《紫王菲!呼ばれてるぞ!》
「紫王菲!」
「あ、はい」
何をすればいいんだ?
《代表者の話だ》
あーそうだった
その話も何も考えてこなかった‥‥
一応
礼をした
「代表の金 紫王菲です
俺は話を考えてこなかったので
そのまま思ってることを全て話します。」
もちろんみんなの顔は「は?」という顔をしている
「俺達は今日から高校生ではなくなる
そして皆は新しい道へとそれぞれ歩む
その道にももちろんたくさん乗り越えなきゃいけない壁が出てくると思う
けどなそこでどんなに乗り越えたくても
乗り越えられなくなって
諦めようとする
それでも諦めずに前へ進め‥‥
それから
魔晶 欄の分まで皆と生きるぞ
以上」
「「「おー!!!」」」
皆が涙を流しながら拍手をしてくれた
そして卒業式は終わった
今は卒業式‥‥
愛しい人がいない卒業式‥‥
「紫王菲ー!」
「あぁ透琉」
「大丈夫か?」
「あぁ」
俺は今も抜け殻で笑うこともなくなった‥‥
今欄が生きてたら
もう一度プロボーズして
結婚したい‥‥
あの日の結婚式は俺はまだ18才ではなかった
だから
籍を入れてはいけない歳だった‥‥
「卒業生入場!」
俺は欄の写真を持ちながら入場した
「卒業生着席!」
「校長先生の話し‥‥」
俺が持っている欄の写真は
寂しそうな顔をしている
先生から聞くときっとアメリカの病院で
撮ったらしい
隣の透琉が《紫王菲!呼ばれてるぞ!》
「紫王菲!」
「あ、はい」
何をすればいいんだ?
《代表者の話だ》
あーそうだった
その話も何も考えてこなかった‥‥
一応
礼をした
「代表の金 紫王菲です
俺は話を考えてこなかったので
そのまま思ってることを全て話します。」
もちろんみんなの顔は「は?」という顔をしている
「俺達は今日から高校生ではなくなる
そして皆は新しい道へとそれぞれ歩む
その道にももちろんたくさん乗り越えなきゃいけない壁が出てくると思う
けどなそこでどんなに乗り越えたくても
乗り越えられなくなって
諦めようとする
それでも諦めずに前へ進め‥‥
それから
魔晶 欄の分まで皆と生きるぞ
以上」
「「「おー!!!」」」
皆が涙を流しながら拍手をしてくれた
そして卒業式は終わった