*☆知恵の木の伝説☆*









「いや、お礼なら王子に言ってよ。王子は未来さんの命の恩人になってるから」





一瞬未来ちゃんと目が合った。





「・・・ありがとう・・・。」





小さな声でそう言った。






「どういたしまして」






「ところで未来ちゃん?」






「え?」






「知恵の木の天辺の神秘の花のことを知っていたの?」





「うん。参考書で見つけて・・・」





「ちょっと詳しく聞かせて貰っても良い?」






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