ぜってぇお前は女友達!
 次の授業…さぼるか。どっちにしろ、もう1本吸おう。



「あ。はるきやあ! あんた、ここよくおるね。」
噂をすれば影、でもないが、ゆなだ。



「はるき、たばこくしゃい。」
迷惑そうな顔でゆなが言う。ゆなはたばこがキライだ。



「ま、えぇやろ?」
許してちょ♪という気持ちも込めて、いたずらっぽく笑ってみた。


「よくないし。」
わざとらしく、変な顔でムスッとするゆな。

 この変顔ができる時点で、俺のことを異性として見ていない気がする。



「授業は? あるんちゃうん?」
この時間は、たしか俺が抽選でおちた授業をゆなはうけているはずだ。



「ん? 休講(*´∀`)ノ おっしゃー。暇。」


 ゆなは、“おっしゃー”のポーズをしてみせる。
 足をひらいて、うでをフンッフンッとしている。












  変態。














 まあ、俺も負けてないけど(笑

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