ぜってぇお前は女友達!
 カラオケの話がまとまった後、ちょうど昼どきになったので、一緒に食堂へとむかった。



 基本的には、俺もゆなも混雑した食堂で食べるのは苦手で、お目当ては、そこの弁当。
 人気メニューの唐揚げマヨ丼やカツ丼などが弁当にして売られている。




 俺は、唐揚げマヨ丼。
 ゆなは、唐揚げマヨ丼・唐揚げ大盛。




 ゆなは、どこまで顔に似合わず色気ないんやろ?




いつも通り、ひと気のない教室で一緒に食べることにした。

「ゆなさあ、前、告白されたって言ってた人と付き合わへんの?」
唐揚げマヨ丼をもふもふさせながら、きいてみる。




「うーん…。どうなんだろ? その人ね、バツイチなの。だから、ほんとは付き合いたいんだけど、元奥さんがなぜか知らないけどアタシに対してすごい怒ってて、付き合えないんだ…。」
猫舌のゆなは、もふもふはふはふ言いながら唐揚げマヨ丼・唐揚げ大盛を食べている。




おいー、ゆなぁ???

「お前、そんなのどこで会ったん?」

何ごともないような顔のゆなを穴があくほど見ながら、きく。


「友達の彼氏の紹介やよ。」


「何歳? その人?」


「31歳だよ。」

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