可愛くないって言わないで!!
休息
◆
右を見ても左を見ても、黄色のスカーフ。
前を見ても後ろを見ても、黄色のスカーフ。
そしてひらひらひらひら、揺れてひらめく長い紺のスカート。
「なにコレ」
唖然とした。
1週間前はあたしと沙弥のふたりだけのスタイルだった。
それがいまや、学校中で大流行してるなんて。
でも黄色じゃだめ。
あたしのこの絶妙な色合いのパステルイエローじゃなきゃ!
「すごいね、真衣。みんな真衣のマネしてる」
朝の廊下。
隣にいた沙弥が感心したように言う。
なんだかうれしそうだ。
「あたしのって言うか、あたしたちのマネね」
「ふふっ。不思議な感じ。まさかこの長いスカートを、マネされる日が来るなんて」
「だってあたしたち可愛いもん」
右を見ても左を見ても、黄色のスカーフ。
前を見ても後ろを見ても、黄色のスカーフ。
そしてひらひらひらひら、揺れてひらめく長い紺のスカート。
「なにコレ」
唖然とした。
1週間前はあたしと沙弥のふたりだけのスタイルだった。
それがいまや、学校中で大流行してるなんて。
でも黄色じゃだめ。
あたしのこの絶妙な色合いのパステルイエローじゃなきゃ!
「すごいね、真衣。みんな真衣のマネしてる」
朝の廊下。
隣にいた沙弥が感心したように言う。
なんだかうれしそうだ。
「あたしのって言うか、あたしたちのマネね」
「ふふっ。不思議な感じ。まさかこの長いスカートを、マネされる日が来るなんて」
「だってあたしたち可愛いもん」