僕等の詩
タタカイ
僕は十歳でタタカッタ…。

最初は嫌だった…。
顔も知らない、憎しみすら無い人を殺すのが嫌だった…。

でも仕方なかった…。

あの時はその言葉で片付けた…。

殺らないと…僕が殺られる。

人を殺めた僕に生きていく資格なんて…無いかも知れないけど…。

僕は再びタタカッタ…。

神は赦してくださらないだろう…。

嫌だと言いながら…人を殺め続ける僕に神は呆れていらっしゃるだろう…。

けど、僕は再び仕方ないで片した…。

タタカイは…僕を壊していった。
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